
社労士試験を受験しようと考えているのですが、独学で勉強をスタートする場合、まずはどのようなテキストを選べば良いのですか?

これから独学で社労士試験対策の勉強を進める予定ですが、もし通信講座で、格安な講座であれば受講してみたいです。おすすめの格安講座はありますか?

現役の社労士である私が、このような疑問にお答えしつつ、初学者にオススメのテキストや格安講座もご紹介します。
✔この記事を読み進めて頂きますと、次のことがわかります
- 初学者向けのテキストを選ぶ際の注意点について
- 現役社労士である私がオススメする、3冊の初学者向け社労士テキストの特徴
- 初学者が格安で受講できる社労士講座について
【初学者向け】社労士試験独学用テキスト【おすすめ3選】
平成27年(2015年)社労士試験から、試験水準(難易度)が上がり、独学での合格は以前に比べて厳しくなりました。
試験水準が上がった理由については、当ブログ「社労士試験の難易度【選択式の過去と現在】」で詳しく説明していますので、興味がございましたら、ご覧ください。
ただ難易度が上がったといっても、諸々の事情からどうしても独学で合格を目指さなければならない方は多くいるでしょう。
そのような方に向けて、完全独学で社労士試験を合格した私が、初学者にオススメのテキストを3つほどご紹介していきます。
本記事を担当している私の紹介

私がこの記事を書きました。
名前:社労士M
経歴:平成20年(2008年)と平成23年(2011年)の社労士試験を受験し、2度目の試験で合格しました(共に独学)。
社労士試験合格後は、都道府県社労士会の判例研究会や労働紛争研究会などの研究団体に所属して、研究会が発行した「労務管理」に関する書籍執筆にも参加しました。
社労士試験合格後も、セミナー講師や書籍執筆等の研鑽を積んできましたので、読者の方々へ有益な情報を提供できると自負しております。
社労士テキストを選ぶ際の注意点【初学者向けテキスト】
初学者が独学で社労士試験の勉強を始めようとしても、テキスト選びに迷うことはよくあることです。
近年はアマゾンや楽天のレビューを参考にしてテキストを購入する初学者もいますが、それが自身に合うものかは、実際に目を通してみないと分かりません。
「このテキストを買って失敗した。」
とならないよう、初学&独学の方がテキストを選ぶ際に注意すべき点をいくつか挙げてみます。
その後、挙げた注意点を考慮して、初学者におすすめのテキストをご紹介します。
注意点その1 見やすいこと
初学者は、細かい文字で解説されているテキストを絶対に購入してはなりません。
そのような学習経験者向けのテキストを購入しても、読み込むことができずに自信を喪うだけです。
とにかく掲載されている文字が大きく、見やすいテキストを購入しましょう。
注意点その2 理解しやすいこと
社労士試験は過去問が重要ともいわれますが、初学者は過去問に取り組む前に、社労士試験とはどのようなものかを知るべきです。
理解しやすいテキストならば、難解な解説(マニアックな判例や通達など)は省きつつ、基本的なポイントは押さえていますので、社労士試験の全体像を知ることができる上に、理解力を向上させることができます。
「自分にも理解できる。」
そう思えれば、理解力だけではなく、学習意欲も向上します。
初学者にとって何によりも大事なのは、学習意欲の向上なのです。
注意点その3 ページ数が少ないこと
マニアックな判例や通達、さらには細かい文字で解説が書かれているテキストは、往々にしてページ数が多いです。
そのようなテキストを手にしても、初学者は理解できないだけではなく、学習が継続できずに自信を喪うことになります。
「自分と学習経験者は違う。」
と意識して、黙々と少ないページ数の読みやすいテキストで基礎力を養いましょう。
分厚いテキストを理解していても、不合格になる学習経験者は多くいます。
社労士試験の学習にとって基礎固めは極めて重要ですから、初学者は基本的なポイントを押えてあるテキスト、できればページ数の少ないもので学習をスタートしましょう。
社労士テキストおすすめ3選【初学者向け】
「テキストを選ぶ際の注意点」を考慮しながら、以下に初学者へおすすめのテキストを3つ紹介します。
初学者におすすめの社労士テキスト【その1】
見やすさ:○
理解しやすさ:◎
ページ数:◎(237ページ)
このテキストは、LEC社労士講座で講師を務める澤井清治先生が著わした一冊です。
表紙にも記載されていますが、このテキストは暗記量を減らして効率的な学習を進められるように、試験の頻出項目に的を絞った内容となっています。
初学者にとって、試験範囲の広い社労士試験の学習で何よりもつらいのは暗記です。
このテキストでは、暗記に頼ることを少なくするため、私たちが実際の生活で経験している事例などを取り上げて、丁寧な説明がされています。
書籍のタイトルは「1冊目の教科書」と題していますが、内容としては「社労士試験の入門書」というべき一冊でしょう。
入門書とはいっても、覚えるべき基本的な要点は掲載されていますので、典型的な初学者向けのテキストといえます。
この一冊を読むことで、社労士試験の学習をつづけていくことができるか否かを判断してもいいかもしれません。
平易な記述で、初学者でも理解しやすいテキストですから、もしこのテキストを難しく感じるようならば、本試験の受験は再考すべきです。
社労士試験を受験すべきか否か迷っている方、もしくは購入したテキストが理解できずに自信を喪ってしまった方にオススメの一冊です。
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電子書籍販売サイト「ebookjapan」では、7月10日までスペシャルクーポンが利用できますので、割引が適用された価格で購入できます。
さらPAYPAYでも決済できますので、最低でも2%のポイント還元され、お得に購入することが可能です。
電子書籍は、ご自身がお持ちのスマホやタブレットで見れるので、持ち運びに苦労しません。
「ebookjapan」にまだ登録されていない受験生の方は、これを機にぜひお試しください。
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「ゼロからスタート! 澤井清治の社労士1冊目の教科書 」は社労士のテキストとしては唯一、Audibleで販売されています。
Audible版では、テキストを澤井清治先生自ら朗読しているので、抑揚を意識しながら重要なポイントを読み上げています。
さらに聴くだけではなく、付属資料やPDFファイルが用意されているので、それらを見ながら学習を進めることが可能です。
Audibleにまだ登録されていない受験生の方は、ぜひお試しください。
Audible版「ゼロからスタート! 澤井清治の社労士1冊目の教科書」
初学者におすすめの社労士テキスト【その2】
見やすさ:◎
理解しやすさ:○
ページ数:○(338ページ)
このテキストは、資格の学校TACが出版している社労士試験の入門書です。
表紙で「本気でやさしい入門書」と謳っているとおり、初学者が学習を始めるに際して一読しておきたい内容となっています。
紙面はフルカラーで、イラストなども交えて解説されており、見やすさは抜群です。
入門書なので、その内容は社労士制度のガイダンスと試験科目の概論に終始しています。ただし概論でありつつも、大切な論点は記述されていますので、一読しておけば、その後の学習には必ず役立つでしょう。
各章の最後には、本試験で出題された問題が掲載されていて、それを解くことで、自身の理解力を試すことができます。
このテキストを読み、過去問題集に取り組めば、問題で何が問われているのか分かるはずです。
表題のとおり「合格へのはじめの一歩」を踏み出す一冊といえるでしょう。
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初学者におすすめの社労士テキスト【その3】
見やすさ:○
理解しやすさ:◎
ページ数:○(336ページ)
このテキストは、通信教育のパイオニアであるユーキャンが出版した初学者向けテキストです。
フルカラーで、図解も多く掲載されており、視覚的にも理解しやすくなっています。
表題で「はじめてレッスン」と謳っていますが、購入者は合計8時間分の講義を無料で視聴できるので「はじめて」の方にとっては、至れり尽くせりの内容でしょう。
また「はじめて」の受験生を意識してか、マンガを交えた解説もされていて、初学者でも読みやすい内容となっています。
社労士試験で出題される各科目のポイントについて、丁寧な説明がされており、これから本格的な学習予定の方は、この一冊で基礎力を十分に養えるでしょう。
このテキストを読み培った知識は、掲載されている練習問題でアウトプットすることができます。
「社労士試験を受験したいが、何から手をつけていいのか分からない。」
と不安な方は、このテキストで「はじめてのレッスン」を体験してください。
初学者におすすめの社労士テキスト比較表
下の表は、これまで紹介してきたテキストの比較表です。3つの項目では甲乙つけがたいほどに、初学者がファーストステップとして読みたい内容となっています。
テキスト | 見やすさ | 理解しやすさ | ページ数 | その他の特徴 |
![]() |
○ | ◎ | 237 |
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◎ | ○ | 338 |
|
![]() |
○ | ◎ | 336 |
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【番外編】社労士テキスト以外で初学者へおすすめの講座【オンスク.JP】
テキストよりはやや値が張りますが、サブスクリプション(月額制)で利用可能な社労士講座があります。
既にご存じの受験生も多いでしょうが、資格の学校TACが運営するオンスク.JPです。
オンスク.JPの社労士講座に関しては、当ブログの記事で詳しく解説していますので、ご興味のある方は、ぜひお読みください。
オンスク.JPの社労士講座では、法令用語の解説などを講義してくれるので、これから社労士試験の学習に取り組もうと検討されている方にはおすすめの講座です。
また月額1,628円のスタンダードコースで登録すると、社労士講座の音声ファイルやすべての演習問題が利用できるので、初学者のファーストステップにはおすすめの講座といえます。
3~4ヶ月オンスク.JPの社労士講座で学習し、基礎力を付いたところで、学習経験者用のテキストや過去問題集を購入して本格的な学習に移行することもできます。
初学者向けテキストで学習を始めることに抵抗のある受験生は、ぜひオンスク.JPの社労士講座を検討してください。
まとめ
紹介したテキストの比較表はこちらをクリックしてください
初学&独学の方が、テキストを選ぶ際に注意すべき点は以下のとおりである。
- 大きめな文字で見やすいこと
- 難解な解説よりも基本的なポイントを押さえてあり、理解しやすいこと
- 細かい解説が書かれている分厚いテキストよりも、ページ数の少ないテキストであること
初学者におすすめのテキスト【その1】
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【テキストの特徴】
- 効率的な学習が進められるように、試験の頻出項目に的を絞った内容である。
- 実際の生活で経験する事例を取り上げて解説している。
- このテキストでも難しく感じるならば、受験を再考すべきである。
- 聴く読書Audibleでも、このテキストが購入できる。(著者本人が読み上げている)
Audible版の「ゼロからスタート!澤井清治の社労士1冊目の教科書」
初学者におすすめのテキスト【その2】
下の書籍画像をクリックしますとebookjapan購入ページに移動します。
【テキストの特徴】
- 紙面はフルカラーであり、イラストも交えて解説されているので、見やすさは抜群。
- 内容は社労士制度のガイダンスと試験科目の概要に終始している。
- 本試験問題が掲載されているので、理解力を試すことができる。
初学者におすすめのテキスト【その3】
【テキストの特徴】
- フルカラーで図解も多く掲載されていて、視覚的に理解しやすい。
- 購入者は全8時間分の講義を無料で視聴できる。
- マンガを交えた解説をされていて、初学者に読みやすい内容である。
【番外編】社労士テキスト以外で初学者におすすめの講座【オンスク.JP】
オンスク.JPの社労士講座に関しては、当ブログの記事で詳しく解説していますので、ご興味のある方は、ぜひお読みください。
- 資格の学校TACが運営するオンスク.JPの月額制スタンダードコース(1,628円)に登録すれば、講座の音声やすべての演習問題を利用できるので、初学者のファーストステップに役立つ。
- オンスク.JPの社労士講座で3~4ヶ月学び、基礎力が付いたところで、学習経験者用のテキストや過去問題集を購入して、本格的な学習に移行するもできる。
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