
最近、資格スクールでも月額制で受講できるところがあるけど、社労士のような難関資格でも月額制で受講できるスクールはあるの?

社労士受験業界で山川靖樹先生のお名前をよく耳にするけど、山川先生の社労士講座は、どのくらいの合格率なの?

今回の記事では、ヤマ予備こと「山川靖樹の社労士予備校」の特徴と問題点、受験生からの評判、さらには合格実績までわかりやすくご紹介します。
✔この記事を読み進めて頂きますと、次のことがわかります
- ヤマ予備の歴史
- 社労士試験の難易度
- 山川靖樹先生の経歴(講師実績)
- ヤマ予備の月額制(サブスクリプション)について
- ヤマ予備の評判(ツイッターでの口コミ)
- 月額制(サブスクリプション)の効果的な学習法
- ヤマ予備の市販テキスト&過去問題集について
- ヤマ予備模試の特徴
- ヤマ予備受講生(サブスクリプション受講生)の合格者「数」
山川靖樹の社労士予備校
「山川靖樹の社労士予備校」ことヤマ予備は、2008年(平成20年)に開校しましたが、本格的なインターネット予備校として始動したのは、翌2009年からです。
開校当初より、全科目の講義動画をYouTubeで無料配信したことで、受講生も年々増えていき、令和2年までの合格者数は711人にものぼります。
今回は、実力派講師として名高い”山川靖樹先生”が主宰するヤマ予備について、わかりやすくご紹介していきますので、どうぞ最後までお付き合い、よろしくお願いします。
私が今回の記事を書きました

私が今回の記事を書きました。
名前:社労士M(東京都社会保険労務士会所属)
経歴:平成23年(2011年)の社労士試験に合格しました。
平成25年(2013年)には特定社会保険労務士試験に合格し、翌年「社労士名簿」に特定社労士を付記しました。
ちなみに特定社労士とは、個別労働紛争における代理人として業務が認められた社労士のことです。
また都道府県社会保険労務士会では、判例に関する研究会や労使紛争に関する研究会に所属して、研究テーマに関連する出版物の執筆にも参加しました。
社労士試験合格後は、社労士向けのセミナー講師なども務めてきましたので、社労士を目指す読者の方々へ有益な情報が提供できるものと自負しています。
合格のためにスクールの社労士講座を勧める理由【難易度からの理由】
「山川靖樹の社労士予備校」についてお伝えする前に、社労士試験が難化したことについてお話させてください。
社労士試験は平成27年(2015年)から著しく難化しました。
下の表は、現行の試験制度がスタートした平成12年(2000年)から平成26年(2013年)までの合格率です。
ご覧のとおり、表の期間の平均合格率は8.4%となっています。
ところが、試験水準が難化した平成27年以降の平均合格率(下の表)は5.5%まで低下しており、近年は、合格率6%台で推移していました。
ただ、直近の令和3年社労士試験では、近年にしては珍しく7.9%という高い合格率となりました。しかしそのことで難易度が低下した訳でありません。くわしくはこちらの記事をご覧ください。
また社労士試験が難化した詳しい理由については、当ブログの記事「社労士試験の難易度【選択式の過去と現在】」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください
さて、資格スクール受講生の合格率ですが、平成27年以降も概ね10%~20%で推移していることから、難化した社労士試験対策の一つとしては、スクールで合格するための知識やテクニックを学ぶことが挙げられるでしょう。
難化したといっても、試験制度自体は20年以上変わりありません。
今回ご紹介する「山川靖樹の社労士予備校」は、毎年50人以上の合格者を輩出している山川先生が、自らカリキュラムを考案しているので、現行の試験制度で合格を目指す方にはとてもおすすめです。
本記事では、現行の試験制度で合格した私が、山川靖樹の社労士予備校がどのような講座を提供しているのかを、読者の方々に解説を交えながら、わかりやすくお伝えしていきます。
キャリア25年超の実力派 山川靖樹先生について
山川靖樹先生は、平成7年(1995年)からLEC(東京リーガルマインド)で講師としてのキャリアをスタートさせます。
その後、LECを退職し、平成21年(2009年)からインターネット予備校の「山川靖樹の社労士予備校」をスタートさせました。
また平成19年には、LECから「社労士試験ひっかけパターン厳選490問」を出版し、多くの受験生から好評を得ています。
平成21年(2009年)からは、講義をYouTubeで無料配信し、それに伴い受講生の数も増えていきました。

私が受験生であった平成23年頃は、無料でヤマ予備の動画講義が見れましたので、一般常識科目の学習ではお世話になりました。
関西弁の名調子で、一度聴いたら忘れないのが山川先生の講義の特徴です。
無料配信は、ヤマ予備のセールスプロモーションの一翼を担ってきましたが、月額制がスタートする前年の平成30年(2018年)をもって終了しました。
ヤマ予備なら良質な講義を月額制で受講できる
ヤマ予備は、平成30年まで山川先生の動画講義を無料で視聴できるフリーミアムというスタイルでしたが、人気の「山川答練」や「ピンクマーク答練」などのアウトプット用講座も多くの受験生に受講してほしいということから、令和元年より全ての講座がサブスクリプションで受講できるスタイルに一新しました。
ヤマ予備のサブスクリプションでは、下の図の講座をすべて受講できます。
出典:山川靖樹の社労士予備校ホームページ
サブスクリプションですから、月額4,400円でインプットもアウトプットも受講し放題です。
これらの講座の詳しい情報は、当ブログの別の記事でくわしく紹介しています。
受講を検討されている方は、ぜひ下のリンクにアクセスしてください。(下のリンクをクリックしますと、ヤマ予備のアウトプット講座を説明するページに移動できます)
格安のサブスクリプション、ただし問題点もあり
月額4,400円で、多くの講座が受け放題という支出を抑えたい受験生には魅力的なシステムですが、実は問題点もあります。
そもそもサブスクリプションは、ヤマ予備で提供されている「完全合格フルセット+模試」(DVD講座)の割引講座という位置づけです。
そのため、ヤマ予備のホームページには次のような注意書きがあります。
お申込後、10ヶ月間未満の受講解約は可能ですが、その場合、「割引対象外での購入扱い」としての返金計算となります。
講義DVD+紙ベーステキストを配送する「完全合格フルセット+模試」を購入された方が、講座解約する際の取り扱いと同じになります。
ご覧のとおり、10ヶ月未満で解約をする場合は、月額4,400円で受講することができないのです。

要するに、月額4,400円のメリットを受けるためには、最低でも10ヶ月以上は受講する必要があるのです。
また月額制で申し込み、その後10ヶ月に満たない間に本試験が終了しても、申し込みから10ヶ月が経過するまでは、月額4,400円は支払わなければなりません。
ただし「合格返金制度」がありますので、合格した受講生は9月からの月額受講料は返金してもらえます。
以下は「山川靖樹の社労士予備校」ホームページの「よくある質問」からの引用です。
合格した場合は、「合格返金制度」によって9月から合格発表月(令和3年は10月)までの支払い分は返金されます。
Q 試験まで10ヶ月ない場合は?
月額制は、最低10ヶ月の継続が可能な方に限定した「割引制度」です。試験まで10ヵ月を切っている場合は、試験後も10ヵ月間の支払いは継続されます。ただし11月の試験発表で合格されていた場合は、「合格返金制度」が適用されますので、試験月の翌月(9月)~合格発表月(11月)までの3ヵ月の支払い額は全て返金させていただきます。
ヤマ予備の評判(口コミ)のご紹介
サブスクリプションですべての講座が受講できるヤマ予備ですが、受講生からの評判も気になるところです。
果たして評判や口コミは良いのでしょうか、または悪いのでしょうか。
ここでは、受講生のツイートからヤマ予備の評判をご紹介していきます。
良い評判(口コミ)

ヤマ予備は「新・合格講座アウトプット編」や「山川答練」などのアウトプット用講座が充実していますので、解答力を付けたい方にはオススメですね。
今年社労士試験に合格できたのは山川先生の講座に出会ったからです。
数年前はインプット講座が全て無料で受講出来たので、社労士試験の全体像を確認することができたのがよかったです。
今の定額制も毎月の受講料は低額に抑えられているし、前年度の講座も受講できるのでオススメです!#yamayobi
— ゆう (@yusa_sr) November 20, 2020

ヤマ予備はサブスクリプションですから、次の年度に再度、受講するにしても、あらためて受講料を支払うことなく、月額で続けられますので、低額に抑えることができます。
ちなみにH28年の結果です。この状態からヤマヨビで伸びました。 pic.twitter.com/LaLkDMXr12
— どのたに (@tanidonos) January 8, 2019
ヤマヨビのテキストだけでも、何回も繰り返して講義を聞いて過去問を解けば、年金はこれぐらい得点できるようになりますよ。
山ちゃん先生を信じて頑張ってくださいね❗️ pic.twitter.com/CBLTflLMZu— どのたに (@tanidonos) January 8, 2019

こちらの受講生は「ヤマヨビのテキストだけも何回も講義を聞いて過去問と解けば」合格できたとツイートされています。
市販の教材を購入せずとも、ヤマ予備だけで十分合格できることが分かりますよね。
悪い評判(口コミ)
社労士試験使った教材メモ
山川テキスト
条文順になってて重厚な感じ。ただ、表や図が少なくてやや読みにくい。
無料の音声講座は中々。山川過去問題集
解説が非常に詳しいけど、似た問題オナ問が多い。ケータイ社労士
コンパクトにまとまってる◯
著者の先生とTwitterでコンタクトが取れるの◯— 布布 (@fu_fu_fuuusen) August 28, 2020

こちらの受講生は、テキストが重厚な感じだがやや読みにくいとツイートとされています。実際はどうなのでしょうか。
下の図(テキストのサンプル)で、確認してみましょう。
出典:山川靖樹の社労士予備校ホームページ
確かにサンプルにはイラストはなく、白黒で読みにくい印象はあります。
しかし、PDFファイルとしてダウンロードできますので、タブレットを購入して無料のアプリでPDFファイルを開けば、余白等に講義の内容を書き込みすることができます。
さらに、覚えるべき条文や過去に出題された論点も過去30年分のものが記載されていますので、見た目はシンプルですが、内容の濃いテキストと評価できるでしょう。

多くの通信講座ではフルカラーテキストを用意していますが、ヤマ予備は、古典的な白黒のテキストです。
それゆえ、人によってはグラフや図表などが覚えにくいかもしれません。
高得点を狙えるヤマ予備の学習法
平成21年の開校から多くの合格者を輩出してきたヤマ予備ですが、優秀な受講生は、提供される講座を上手に活用して、高得点で合格しています。
下に紹介した動画の受講生は、択一式65点・選択式37点という驚異の高得点を叩き出して合格しています。受講を検討されている方にとっては参考となるお話でしょうから、ぜひご覧ください。
高得点合格者でヤマ予備の講師となった 三宅大樹先生
本試験で高得点を叩き出したのは、前出の前山さんだけではありません。
現在はヤマ予備の講師を務めている三宅大樹先生も、高得点合格者の一人です。
三宅大樹先生は、平成24年社労士試験を受験した際、択一式66点・選択式38点という、その年の「最高得点」で合格しました。
三宅先生は、ヤマ予備受講生として最高得点を記録したのですが、その時の学習法を動画でお話されていますので、ぜひご覧になってください。

やり方次第では、高得点すら狙えるのがヤマ予備のカリキュラムなんですね。
なお、サブスクリプションで学べる講座については、当ブログの別の記事でくわしく解説していますので、ご興味のある方はアクセスしてください。
市販でも購入できるヤマ予備のテキスト&過去問
ヤマ予備は、基本書や問題集を発売しています。
下の図のように、独学の方でも、市販されている基本テキストや過去問題を使うことで、効果的に合格を目指すことができるのです。
基本テキスト 社労士山川講義付き。
ヤマ予備は基本テキストを市販しており、受講生でない方でも購入することができます。
そのため音声講義付きですので、ヤマ予備のインプット講座と同様に学習することができます。
音声は、ヤマ予備のホームページから再生することができますので、通信環境が良い場所でしたら、外出先や隙間時間でも学習可能です。
こちらの音声再生ページから再生できますので、購入を検討されている方は、一度お聞きください。
過去問題 10年網羅。
この過去問題集(シリーズ全4冊)は、ヤマ予備のサブスクリプション受講生が使用している問題と同じです。
そのため、サブスクリプションの受講生と同等の解答力を身に付けることができます。
もちろん問題の解説は、キャリア26年超の山川先生によるものです。
内容は、条文別に一問一答形式で問題が掲載されているので、インプットで学んだ知識の定着に役立つでしょう。
他のスクール受講生も無料で受験できる「社労士WEB模試」
ヤマ予備は、WEBで模試を実施していて、しかも無料で受験できます。
例年、多くの社労士受験生から「試験直前期の力試しに最適」と好評いただき、すっかりヤマ予備の定番講座となった「ヤマ予備 公開模試」を今年度も実施いたします!ヤマ予備会員なら誰でも完全無料!ヤマ予備月額制や通信講座を申し込んでいない「他スクールの受講生」も無料でご受験頂けます。
山川靖樹の社労士予備校ホームページより引用
ポイント解説のDVD(6時間)は、5,280円で購入する必要がありますが、それでも直前期の実力試しが無料というのは画期的です。
また個人成績表には、詳細なデータが掲載される上に、山川先生からのコメントも添えられますので、自身の実力を確認することができるでしょう。
ヤマ予備サブスクリプション受講生の合格者数
ヤマ予備は、ホームページに「SAKURA報告」というフォームを設けて、受講生からの合格報告を募っています。
この「SAKURA報告」に報告された方の数は、令和3年試験受験者で54名です。
しかし、報告しても他のスクールのような受講生への特典はなく、報告の対象も「山川答練」のような単科講座の受講生や、市販の「山川講義付き。」などの書籍購読者まで含まれるので、サブスクリプションを受講して合格された方の正確な人数は分かりません。
そこで、SAKURA報告にメッセージが掲載されているサブスクリプション受講生の人数をカウントしたところ、以下のような合格者数となりました。
令和3年社労士試験合格者数 | 54人 |
令和2年社労士試験合格者数 | 41人 |
令和元年社労士試験合格者数 | 44人 |
この合格者数は、あくまでもメッセージを添えてSAKURA報告をされたサブスクリプション受講生の数ですので、実際の合格者数はもう少し多いものと思われます。
決して大手予備校ではない、弱小の「山川靖樹の社労士予備校」が、このように毎年40人超の合格者を輩出しているのです。
合格者の数からも、山川先生や三宅先生の講義の質が高いことが分かりますし、何より月額4,400円で合格レベルに達するコストパフォーマンスは見事といえるでしょう。
コメント