【受講料の安い通信講座】キックオフ行政書士48【合格率の高いアガルートが提供】

ダブルライセンス
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受験生Aさん

豊村慶太先生が講師を務めるアガルートの「行政書士試験講座」を受講したかったのですが、受講料が高かく予算を超えてしまうので、仕方なく独学にしました。

受験生Bさん

アガルートの豊村慶太先生の評判がすごく良いので「行政書士試験講座」を受講したいのですが、学習時間の確保が難しいので、別のスクールにしようかと思っています。

社労士M

このようにアガルートアカデミー「行政書士試験講座」の受講を諦めかけている方には、「キックオフ行政書士48」をオススメします。

✔この記事を読み進めて頂きますと、次のことがわかります。

  • 「キックオフ行政書士48」の概要
  • 「キックオフ行政書士48」の特徴(主にメリット)
  • 「キックオフ行政書士48」のデメリット
  • 担当講師である豊村慶太先生の評判(「X」登録者からの評判)
  • アガルート行政書士試験講座の合格実績
社労士M

ちなみに社労士の方々へ「ダブルライセンス」として行政書士資格をオススメするのは、業務おこなう上で次のようなメリットがあるからです。

  • 労働者に関する社会保険の手続きに加えて、会社登記や許認可申請もおこなうことができるため。(業務の幅が広がる)
  • 労務管理上必要となる法律的な知識の幅が広がるため。(労務相談の幅が広がる)

私のプロフィールに関しては、ブログの右側の「サイト運営者の紹介」をご覧ください。

キックオフ行政書士48

今回ご紹介する「キックオフ行政書士48」は、アガルートアカデミーが提供する格安な通信講座です。

アガルートの行政書士試験講座は、毎年多くの受講生を合格へ導く良質な講座として、高い評価を得ています。

しかし、次のようなデメリットがあるため、門戸が広い講座とは言い難いところがありました。

  • 学習時間を確保しないとカリキュラムをこなせない
  • 他のスクールと比較して受講料がやや高い

これらのデメリットを克服したのが、今回ご紹介する「キックオフ行政書士48」です。

この後「キックオフ行政書士48」について考察していきますが、まずは担当講師である豊村慶太先生のガイダンス動画をご覧ください。

行政書士試験の難易度について

「キックオフ行政書士48」についてお伝えする前に、行政書士試験の難易度についてお話させてください。

下の表は、2014年(平成26年)から10年間の行政書士試験合格率です。

受験者数合格者数合格率
2014年48,869名4,043名8.27%
2015年44,366名5,820名13.12%
2016年41,053名4,084名9.95%
2017年40,449名6,360名15.72%
2018年39,105名4,968名12.70%
2019年39,821名4,571名11.48%
2020年41,681名4,470名10.72%
2021年47,870名5,353名11.18%
2022年47,850名5,802名12.13%
2023年46,991名6,571名13.98%
合計438,055名52,042名11.88%

過去10年のうち、最も合格率が低かったのは2014年(平成26年)の8.27%ですが、過去10年の合格率を平均すると11.88%という数字になります。

受験者数は一時期減少傾向となり、2018年(平成30年)には4万人を切りましたが、2019年(令和元年)からは上昇に転じ、直近の試験では46,991名となっております。

ところで、過去10年の合格率にバラつきがあることに気づくと思いますが、その理由として行政書士試験が「絶対評価」の試験であることが挙げられます。

「絶対評価」とは事前に合格基準が決められているもので、合格基準さえ上回れば合格できます。

行政書士試験で定められている合格基準(絶対評価)は、以下のようになっています。

  • 法令等科目の得点が244点中122点以上であること
  • 一般知識等科目が56点中24点以上であること
  • 試験全体の得点が300点中180点以上であること

上記3つの基準を上回れば、絶対に合格できるのが行政書士試験です。

絶対評価の試験なので、独学でも学習時間を確保すれば、いずれは合格できると思われている方も多いでしょう。

しかし合格率にバラツキがあることからも分かるように、試験内容が難しい年(特に記述式の採点が厳しい年)には、多くの受験生が不合格となっています。

難易度の変動については、行政書士&WEBマーケッターの長島雄太様のチャンネル「行政書士長島のナガシマガジンTV」でくわしく解説されていますので、ぜひご覧ください。

行政書士試験は、試験範囲が広い割には専門的な知識も求められるので、独学ではカバーできない論点が出題されたりします。

できるだけ早く、確実に合格レベルに到達されたい方は、独学ではなく資格スクールの行政書士講座を受講すべきでしょう。

資格スクール受講生の合格率ですが、概ね20%~40%台で推移しており、本試験の合格率を大きく上回っています。

資格スクールのカリキュラムに沿って重要論点や学習テクニックを確実に学ぶことで、年によって合格率にバラツキがある行政書士試験の合格に近づけるのです。

ただし、ご自身の得意とする学習スタイルや生活・就労状況、さらには性格などに即したカリキュラムでないと、合格レベルに到達することは難しいでしょう。

一人で黙々と学習を進めることが合っている方もいれば、疑問点や不安などを質問・相談したい方もいるはずです。

今回の記事を読み進めるにあたって、提供されるカリキュラムやフォロー体制などが、ご自身のスタイル・性格に合うのか否かを常に意識してください。

「キックオフ行政書士48」の概要

「キックオフ行政書士」は次のような学習スケジュールとなっています。

  • STEP1
    キックオフ48で、スピーディーに知識の確認をした後、過去問演習を行います。学習した分野に合わせて過去問集を解くジグザグ学習を行うことで、効率的に知識を定着させることができます。
    行政書士試験の科目には、憲法・民法・行政法・商法・基礎法学・基礎知識があり、おすすめの勉強の順番は、「民法→行政法→憲法・基礎法学→商法・会社法→基礎知識」です。
    ※短答過去問集は本講座には含まれません。
  • STEP2
    過去問を解くことは本試験までルーティン化させ、知識の抜け漏れがあるところは随時キックオフ48へ戻ります。
  • STEP3
    模擬試験で、本試験のシミュレーションを行いましょう。解けない問題や知識の抜け漏れがある場合は、もう一度キックオフ48や過去問に立ち返り知識を整理していきましょう。
  • 直前期
    テキストや過去問をもう一度総ざらいしましょう。
    知識の抜けがないかどうか、記述式の解答イメージはできているかどうか等、学習の総仕上げをしてください。

出典:アガルートアカデミー行政書士試験講座

豊村先生は、ガイダンス動画の中で「一気呵成、疾風怒涛」を講座の特徴として表現していましたが、スケジュールを見るとそのことがよくわかります。

また、この講座は初学者向けではありますが、スピーディーに知識の確認をおこないますので、学習経験者にも向いている講座ともいえます。

ちなみにアガルートでは、法律を学ぶのが初めてで、週10時間以上学習時間が確保できない方に「キックオフ行政書士」をオススメしています。(下図を参照)

 

出典:アガルートアカデミー行政書士試験講座

一気呵成、疾風怒涛を謳う「キックオフ行政書士」ですが、その概要は次のようになっています。

受講講義講義時間テキスト問題集フォロー体制価格(税込)
キックオフ行政書士約48時間
(1ユニット約15分)
PDFファイル(フルカラー)
  • 講義に対応した問題集はなし
  • 記述過去問データ10年(PDFファイル)
  • 模擬試験付き

なし

43,780円

「キックオフ行政書士」の特徴

ここからは、一気呵成、疾風怒涛を謳い文句としている「キックオフ行政書士48」の特徴をお伝えします。

すべての試験科目を約48時間の講義でインプットできる

「キックオフ行政書士48」は、全科目を約48時間の講義動画でインプットしていきます。

試験科目のインプットはもちろんのこと、記述式・多肢選択式対策講座も用意されているので、アガルートの特徴である網羅性は損なわれていません(詳細は下の図をご覧ください)。

下図はクリックすると拡大します

出典:アガルートアカデミー行政書士試験講座

アガルートが提供する通常のカリキュラム講義に比べて、講義時間は約1/3程度ですが、上の図をご覧になりますと、民法・行政法はもちろんのこと、他の科目についてもキッチリ学べるのがわかります。

1ユニット15分程度で収められている

豊村先生が、ガイダンス動画内でもお話されていましたが、「キックオフ行政書士48」の動画講義は、1ユニット15分程度で収められています。

また、講義はスライドを使っておこなわれ、1ユニットで8スライド流れます。

15分の動画で8スライドは、ちょっとスピーディーすぎると思われる方は、再生速度を下げて学習すると理解しやすいかもしれません。

再生速度は、8段階に調整することができるので、1ユニット15分で学習する必要がない方は、0.5倍速~0.75倍速でご覧になるとよいでしょう。
詳しくはアガルートアカデミーホームページ(マイページ講座視聴環境)をご覧ください。

下のYouTube動画は「キックオフ行政書士」のサンプルです。スピーディーに感じるか否かは、サンプル動画をご覧になってご確認ください。

「民法総則①」の講義レジュメ

「民法総則②」の講義レジュメ

「民法物権①」の講義レジュメ

「民法物権②」の講義レジュメ

民法(物権)「177条の第三者」
講義レジュメはありませんので、動画内のスライドをご覧ください。

PDFファイルテキストもフルカラー仕様

アガルートアカデミーの各講座で提供されるテキスト(PDFファイル)は「フルカラー」仕様です。

アガルートのテキストは、フルカラーで見やすく理解しやすいとの評判を目にしますが、ある受講生は、実際のフルカラーテキストを見て、アガルートを選んで間違いなかったとツイートされています。

「キックオフ行政書士48」で使用するテキストはPDFファイルですが、実際のテキストと同様にフルカラーのものが提供されます。

下の画像は、アガルートが配布しているパンフレットの一部です。ご覧頂きますとわかるように、フルカラーテキスは、とても見やすく綺麗なつくりとなっています。(クリックしますと拡大します)

出典:アガルートアカデミー行政書士試験講座

アガルートアカデミーが提供するフルカラーテキストを実際にご覧になりたい方は、下のリンクから資料請求してください。後日、アガルートアカデミーからサンプルテキストが送付されてきます。

資料請求はこちらをクリックしてください

模擬試験付き

「キックオフ行政書士48」には、模擬試験が付いてきます。

アガルート行政書士試験講座でおこなわれる模擬試験は、豊村先生が約7時間の解説をおこないますで、受験者からは大変好評です。

アガルート模擬試験の詳細は、豊村先生によるガイダンス動画がありますので、受講を検討されている方はぜひご覧ください。

また「模試を100%活用する3つの方法を豊村講師が解説!」と題する動画が一般公開されています。こちらも併せてご覧ください。

受講料が他のスクールと比較しても安い

他のスクールでも「キックオフ行政書士48」のような短時間でインプット講義を提供する講座があります。

そこで、それらの講座と「キックオフ行政書士48」を比較してみました。下の表が、各スクールと「キックオフ行政書士48」を比較したものです。

講座名講義時間価格(税込)テキスト問題集サポート体制
キックオフ行政書士約48時間43,780円PDFファイル記述式過去問(10年分)特になし
行政書士30(資格の大原)約30時間59,800円レクチャーテキスト(5冊)トレーニング問題集(6冊)メールによる質問
合格コーススタンダード(スタディング)約44時間(基礎講義)44,000円WEBテキスト
  • スマート問題集
  • セレクト過去問集
  • 13年分テーマ別過去問集

共にWEBで提供

オプションで学習Q&Aサービス利用可

 

各スクールの講義時間は、アウトプット講義を除いた時間です。

インプット講義だけの比較では、アガルートの約48時間が最も長くなっています。

また、価格もスタディング行政書士講座(スタンダード)の44,000円とほぼかわらず、とてもリーズナブルです。

残念ながら、カリキュラム受講生のようなサポート体制はありませんが、それでもカリスマ講師である豊村先生の講義を43,780円で受講できるのは魅力的といえるでしょう。

「キックオフ行政書士48」のデメリット

ここまでは、主に「キックオフ行政書士48」のメリット(特徴)をお伝えしてきましたが、ここからはデメリットをいくつか挙げていきます。

講義「動画」がダウンロードできない

「キックオフ行政書士48」の講義は、音声のみのダウンロードなので、講義動画をお持ちのデバイスにダウンロードすることはできません。

外出先で、講義動画を見ながら学習を進めたい方は、wifiスポットなど通信環境の整っている場所を見つける必要があります。

音声しかダウンロードできないこと(動画はオンラインであること)について、アガルート受講生が「デメリット」に挙げています。

画面録画を使った視聴方法

「キックオフ行政書士48」の講義動画は、お持ちのデバイスにダウンロードできませんが、スマホやタブレットの「画面録画」機能、もしくはアプリを使うことで保存することができます。

通信環境の良い場所で講義動画を保存し、スキマ時間に再生することが可能です。

くわしくは下にリンクしたサイト(総合ウェブメディア「アプリオ」)をご覧ください。

講義に対応した「短答式」の問題集が用意されていない

ガイダンス動画の中で豊村先生がお話されていたように、「キックオフ行政書士48」には短答式の問題集が用意されていません。

そのため、問題集は各自で用意する必要があります。

アガルートアカデミーの「出版事業」では、行政書士試験講座で提供される問題集を販売していますので、そちらで購入することができます。

または豊村先生が、ガイダンス動画内でオススメしていた一問一答形式の「肢別過去問題集(東京リーガルマインド)」を購入してもよいでしょう。


肢別過去問題集は電子書籍でも発売されていて、ebookjapanで購入しますと時期や曜日によってPayPayポイントが多く還元されるのでお得です。

こちらをクリックしますとebookjapanのサイトへ移動します)。

豊村先生は、学習知識の定着を図るために「ジグザク学習法を勧めていますので、別途の支払いは必要になりますが、問題集は必ず購入してください。「キックオフ行政書士48」で得た知識は、問題を解くことで定着していくのです。

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